分 類 | 半翅(カメムシ)目アメンボ科アメンボ属 |
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学 名 | aquarius paludum Fabricius, 1794 アメンボ(ナミアメンボ) (水黽,水馬) |
概 説 |
見かける機会は多いと思いますが、じっくり観察する機会はほとんどないでしょうね。ウィキペディア(Wikipedia)拠りますと、約1,000種に分類されるそうで、日本国内だけでも約30種類のアメンボがいるとのことです。掲載種にすいて、見た目でナミアメンボではないかと想定していますが、とても、見分けられるとは思えません。このページでは、便宜上、ナミアメンボの学名で説明しています。総称と理解していただくしかなさそうです。 アメンボは水面をスイスイと移動できますが、表面張力に対して、中足と後足に油が染む細かい毛が密に生えていて、約40mgという軽い体がはじくように乗っかっている訳です。カメムシの仲間ですから肉食で、水面に落ちたハエやトンボなどを餌としているそうですす。正確には、捕獲した餌に尖った口器を突き刺して、消化液を注ぎ込んだ上で体組織を吸ってしまう(体外消化)ので、トンボのような鋭い口がある訳ではありません。 |
分 布 | ほぼ日本全域、東アジア(中国、朝鮮半島、台湾)で見られる。フランスやアメリカでも見られるものと理解しています。 |
雌 雄 | 雌の方が大きく、腹部の形状も異なっている。交尾期、雌が雄を背に乗せている姿が見られる。 |
体 長 | 3mm~26mm |
出現期 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 月 |
その他 | 水面の「波」をレーダーのように使って、餌の存在をキャッチしたり、縄張りを管理する。 |